Steamのストアページ作成方法です。
このページでは無料の個人ゲームアプリとして進めていきます。
最低限必要な画像
ストアページ作成の解説前に、先に最低限必要な画像サイズと形式をリストアップしておきます。
ストア公開には最低でも上記の画像が必須です。
これ以外にも任意でアップロードしたい場合はさらに画像を用意する必要があります。
アプリ作成
最初にアプリケーションを作成します。
Steamworksのダッシュボードにアクセスすると、サイドバーからアプリを作成できます。



製品タイプ | 「ゲーム」を選択 |
製品名 | アプリ名を入力 |
オプション | 無料アプリの場合はチェック |
ダッシュボードに作成したアプリが追加されます。

アプリのトップページ上部にアプリリリースまでの3つの壁が用意されています。
このページでは一番左側の「ストアプレゼンスを準備」をクリアしていきます。

クリアするにはサイドバーにあるチェックリストを全てチェック状態にする必要があります。

基本情報
ここから実際にストアページを作成していきます。
*は入力必須項目です。

基本情報*
Steamのストアページに表示されるゲーム名を入力します。

開発者、パブリッシャー、シリーズ*
Steamのストアページに表示される名前を設定します。

外部リンク
アプリのWebサイトやオンラインマニュアルがある場合は入力しておきます。

ソーシャルメディアリンク
外部リンクと同様にSNSリンクをストアに表示したい場合は入力しておきます。

Steam Deck互換性情報
Steam Deckに対応している場合はSteamイベントのURLを入力します。

検索キーワード
ストアで検索する時にヒットさせるためのキーワードを入力します。
単語ごとに半角カンマ(,)で区切ります。

対応プラットフォーム*
ストアに表示する対応プラットフォーム及びPCスペックを入力していきます。

ドロップダウンで表示言語が切り替えられ、言語ごとに設定する必要があります。
「推奨要件」は任意入力となります。
リリース日*
アプリのリリース予定日を入力します。
実際のリリース日と異なっても大丈夫です。


アダルトコンテンツ*
Steamworks上では*が付いていませんが必須項目です。
成人向けコンテンツ用のアンケートを回答する必要があります。


「コンテンツアンケート」から専用ページへ飛ぶことができます。
今回は一旦飛ばして、基本情報を先に埋めていきます。
対応言語*
ゲーム内でローカライズ対応している言語を選択していきます。

プレイヤー*
マルチプレイ等のゲームプレイヤーに関する情報を設定します。

対応している機能
実績等のSteam対応機能を選択します。
後から追加する場合、アップデート後にここで設定する必要があります。

ジャンル*
ゲームのジャンルを指定します。
当てはまるものが無ければ一番近そうなのを選択します。

タグ*
ストア検索用のタグ付けを行っていきます。最低5個のタグ付けが必要になります。

タグウィザードが開くので、ここでセットしていきます。

ジャンルやテーマ等に沿ってタグが表示されるので、ゲームに該当するものを選択していきます。
全ての項目が終わったら最後にタグの優先順位をドラッグ&ドロップで入れ替えることができます。


コントローラのサポート
ゲームパッド等の入力コントローラ設定を行います。

コントローラサポートウィザードが開くので、ゲームに対応したコントローラ設定をしていきます。


サードパーティ
サードパーティのDRMやサービスを利用している場合は入力します。
特に連携していない場合は未入力でOKです。

アンチチート
アンチチートソフトウェアを使用している場合は入力必須です。
サーバーベースのアンチチートの場合は任意入力となります。

法的通知
著作権や商標等をストアに表示します。

サポート連絡窓口情報*
これが基本情報の最後の項目です。
ユーザが問い合わせ時に利用する連絡先を1つ以上登録します。

コンテンツアンケート
ストアの基本情報に含まれるアダルトコンテンツのアンケートを回答していきます。
ゲームが成人向けのコンテンツを含んでいるかどうか回答します。
アプリページに戻り、メニューからコンテンツアンケートへ飛びます。


暴力・犯罪・宗教・性的等の成人向けコンテンツで当てはまるものがあればチェックします。
無ければ未チェックでOKです。
また、ゲーム内でAIを使用したライブ生成コンテンツがあるかどうかも回答します。


説明
再びストアの編集に戻ります。
ゲームについて*
ストアに表示するゲームの説明を入力します。

ローカライズ用の説明があれば、ドロップダウンで言語を選択して入力します。
短い説明*
ストアページに表示する簡潔なゲームの説明を入力します。

こちらもローカライズする場合はドロップダウンから言語を選択して、言語ごとに説明を入力していきます。
短い説明の文字数は200~300文字の範囲で入力しないと審査で弾かれます。
その他
「レビュー」、「受賞リスト」、「特別お知らせ欄」、「カスタム画像をアップロード」は任意入力です。ストアページに表示したい項目があれば入力します。

レーティング
ゲームの対象年齢等を表示します。
正式なレーティング機構によるレーティング
レーティング機構からレーティングを受け取っている場合のみ設定します。


グラフィックアセット
ストアに表示するイメージやスクショ画像をアップロードしていきます。
必要な画像が多く、それぞれサイズが指定されていますのでしっかりと準備しておきましょう。

ストアアセット
ヘッダーカプセル*

小型カプセル*

メインカプセル*

垂直カプセル*

ページの背景
ページの背景は任意なので未設定でもOKです。

スクリーンショットアセット
スクリーンショット*
スクリーンショットは実際のプレイ画面の画像が最低でも5枚必要になります。
ゲームプレイ画面以外(メニュー画面等)はカウントされません。

各スクリーンショットのローカライズ画像があればローカライズ画像用のアップロードエリアに画像をドラッグ&ドロップでアップロードします。

ライブラリアセット
ライブラリカプセル*

ライブラリヘッダー*

ライブラリのヒーロー画像*
ライブラリのヒーロー画像はロゴ無し背景画像です。
この次で設定する透過したライブラリのロゴを上に重ねることでライブラリのページを構成します。

ライブラリのロゴ*
ライブラリのロゴは背景透過のPNG画像となります。
ライブラリのスクロールに合わせてロゴが移動するように表示されます。

配置ツール*
ライブラリのヒーロー画像とロゴ画像の配置を設定します。

ストアページ公開

これでストアページの編集・公開は完了です!
アプリページに戻るとストア関連のチェックリストは完了していると思います。
残りのコミュニティ関連のチェックリストを埋めていきます。
クライアントアイコン

クライアントアイコン*
クライアントアイコンにはファビコン(ICOファイル)が必要になります。

チェックを入れておくとクライアント画像とコミュニティアイコンが自動生成されます。
ファビコンはこちらのサイトで生成可能です。

クライアント画像
クライアントアイコン(.ico)で自動生成した場合はそのままでOKです。
別の画像を任意でアップロード可能です。

コミュニティアイコン
次に小さいサイズで表示されるコミュニティアイコンを設定します。
コミュニティアイコン*

クライアントアイコンをアップロードした際に自動生成されていた場合はそのままでOKです。
アプリデータ公開
最後に変更した内容を保存します。



完了したら次のメッセージが表示されます。

ストアページレビュー
アプリページに戻ってチェックリストが全て埋まっていることを確認します。
チェックリストが全て埋まっていたらトップのストアプレゼンスのエリアに「レビューの準備完了…」というボタンが出現します。

ウィンドウが開くので特記事項があれば入力しておきます。特に無ければ未入力でOKです。

以下の状態になればストアページのレビュー待ちとなります。

2~3日程でSteamからメールで審査結果が届きます。
審査に落ちた場合はNG箇所が記載してあるので、指摘された箇所を必ず修正しましょう。
近日登場としてストアページ公開
ストアページが承認されると次のようなメールがSteamから届きます。

アプリページトップへアクセスすると、ストアプレゼンスのエリアに新たに「近日登場として投稿…」というボタンが出現しています。

下に最終確認のボタンが表示されます。

以下の状態になればストアページの作成は全て完了です。
お疲れ様でした!

ストアページは途中で保存したり、Steam公開後も変更可能です。(有料/無料等、変更不可項目もあり)
ゲームのリリースには「ストアページを近日登場の状態で最低2週間公開」という条件が含まれているため、少しずつ進めておくと効率的です。